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Next-L Lnju ( リダイレクト:Next-L Enju ) : ウィキペディア日本語版
Next-L Enju[ねくすとえる えんじゅ]

Next-L Enju(ねくすとえる えんじゅ; 槐)とは、原田隆史〔2007年当時の所属は慶應義塾大学。2013年現在は同志社大学。〕と田辺浩介〔2007年当時の所属は東京工科大学図書館。2013年現在は物質・材料研究機構。〕を中心としたProject Next-L日本初のオープンソース図書館システム Project Next-L プロトタイプ槐(enju)の開発経緯と現状 〕が、2007年より開発しているオープンソース図書館システムである〔Enju開発ワークショップ 〕。
フレームワークにRuby on Rails、検索エンジンにApache Solrを用いている。DBMSにはPostgreSQLが推奨されている。APIによるマッシュアップ書誌情報のFRBR形式での構造化と表示、利用者によるカスタマイズなどを可能としている。アプリケーションプラットフォームのAmazon EC2およびHeroku上でも動作させることが可能である。2010年に公開された国立国会図書館の総合情報探索システム国立国会図書館サーチに採用され、その後、専門図書館大学図書館公共図書館における導入が続いている。
== 歴史 ==
*2006年11月、第一回会議開催〔Next-L Enju_導入館(Project Next-L Enjuサイト内) (全文)〕。
*2007年、「Project Next-L」として図書館システムを開発。
*2008年東京基督教大学図書館でアーカイブ用に初めて導入される。
*2009年、国立国会図書館サーチに採用される〔国立国会図書館サーチのシステムについて(国立国会図書館サイト内) (全文)〕。
*2010年、研究図書館のデータベース検索システムとして初めて農林水産研究情報総合センターで採用。
*2011年、研究図書館の図書館システムとして物質・材料研究機構図書館で採用〔。
*2011年11月、南三陸町図書館クラウド環境として導入〔原田隆史「Project Next-LとNext-L Enju 日本初のオープンソース統合図書館システムの開発と現状」(『情報管理』2011,54(11),p.725-737))(全文) 〕。
== システム概要 ==

=== 背景 ===
1977年の筑波大学附属図書館「Tulips」に代表される、図書館員による内製の図書館システム開発と利用は〔筑波大学電子図書館のあゆみ (全文)〕、1980年代前半のJAPAN/MARC(M)頒布開始やベンダの参入に伴い、パッケージシステムの利用へと移行していった。その結果、直接の開発コストは軽減されたものの、図書館システムは図書館員にとってブラックボックス化し、仕様や機能の柔軟な変更が予算や納期の面で困難になった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Next-L Enju」の詳細全文を読む




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